地震に対して建物を強くするための構法に「筋交い(すじかい)」があります。
一般的には、柱と梁の間に✕印のつっかえ棒を入れて、建物が地震で歪まないようにするものです。
ここでは、筋交いの効果を住宅模型を使って調べます。
実験は、①筋交いがない場合→②1階のみある場合→③2階のみある場合→④1階・2階共にある場合を想定します。
地震の際の地面の揺れを模型の台を揺らして実験します。
筋交いのある階は歪むことがなく、地震に対して建物を強くできることが分ります。
建物の耐震性を上げるには、
(1)筋交いを入れ、できるだけ上下の階を通して設置する
さらに、この実験からは直接分かりませんが、
(2)建物が捩じれないように平面的にバランス良く配置する
ことが大切です。
なお、筋交いと同様な効果を発揮する耐震要素として『耐震壁』があります。
木造では構造用合板などを使い、鉄筋コンクリート造ではしっかりした鉄筋コンクリートの耐震壁を形成し建物内に配置します。
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